【写真：＜ヒサカキ＞は小さい花なのに遠くまで届く強い匂いがある（2023年3月19日撮影）】

2023年3月春先。

玄関エントランス付近を歩いていると、
どこからともなく独特の強い匂いが届きました。
人によっては嫌だと思われる匂いです。
匂いの元を探すのですが、
匂いはすれど姿が見えず状態。
なんとか場所を特定。
やっぱり玄関エントランス付近に
植えられていました。
匂い的には、
榊の花だろうとは思っていましたが、
榊の開花は６月頃だったと記憶していたので
不思議に思っていました。
見つけた木は榊に似ている別の木のようでした。

調べてみると榊にも、
＜本榊＞と＜ヒサカキ＞の２種類あるようです。
６～７月開花で葉は大きくギザギザしていない＜本榊＞。
３～４月開花で葉は小さくギザギザしている＜ヒサカキ＞。
匂いの元は３～４月に花が咲く近縁種の
＜ヒサカキ＞と分かりました。

お花見つけ隊・隊員より報告

【▲写真：玄関エントランス付近に＜ヒサカキ＞が植えられている（2023年3月19日撮影）】

【▲写真：＜ヒサカキ＞は、クリーム色の壺状のかなり小さな花が、平面に並ぶように鈴なりになっている（2023年3月19日撮影）】

＜ヒサカキ：姫榊＞
モッコク科ヒサカキ属の常緑小高木。
※花期は３～４月頃　←今ココ
※果期は１０～１２月頃

名前は本榊より一回り小さいので姫榊（ヒサカキ）が訛ったとか、本榊でないから非榊（ヒサカキ）であるから由来。