観察日記:初夏の風物詩<モリアオガエル>産卵(2023.6.4)
2023年6月4日 日
敷地内にある池泉庭園のそれぞれの池から、
「カラララ・カララララ」とか
「コロロロ・コロロロロ」とか
聞こえる大合唱。
そこには小さい緑色の主役<モリアオガエル>が出没。
オスが求愛のために鳴く声が聞こえます。
森の栖では5月下旬~6月上旬、池泉庭園の池にお客様がやってきます。それは、毎年のリピーターお客様<モリアオガエル>。今年も産卵目的でご来館。お部屋は池の水域に植えられているの木の上。ある意味、初夏の風物詩です。
<モリアオガエル>は夜行性で、主に木の上で生息。5月は泡巣に産卵(木の上に白い泡上の卵を産むことで非常に有名)。6月孵化したオタマジャクシは泡の塊の中、雨を待ち、降雨期に泡とともに下の水域に流れ落ちます。
2023年6月4日現在、四季回廊の「中心にある一番大きな池」に9個の泡巣が確認出来ました。
尚、<モリアオガエル>は天然記念物といわれますが、あくまで、国・県・市・町指定の一部地域のみとなります。石川県では「石川県能登町」のみ町指定天然記念物に指定されているようです。
生き物みーつけ隊・隊員より
【▲写真:四季回廊の「中心にある一番大きな池」に9個の泡巣(2023年6月4日撮影)】
【▲写真:四季回廊の「中心にある一番大きな池」の<モリアオガエル>泡巣を望遠撮影(2023年6月4日撮影)】
【▲写真:木の上に白い泡上の卵を産むことで非常に有名な<モリアオガエル>の泡巣(2023年6月4日撮影)】
<モリアオガエル:森青蛙>
両生綱無尾目アオガエル科アオガエル属に分類されるカエル。
【▲過去の写真:<モリアオガエル>(前年2022年6月撮影)】